金曜ロードショーで「耳をすませば」が放送されるという事で話題になっていますね!
ジブリの名作でもあり、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
実は耳をすませばには原作があり、打ち切られていたとの情報があります。
そこで、今回は「耳をすませばの原作が打ち切りは本当?漫画との違いや結末はどうなる?」と題して、
- 「耳をすませば」の原作が打ち切られたとされる理由
- 「耳をすませば」の原作の漫画と映画の違い
- 「耳をすませば」の結末は結局どうなるのか?
についてお伝えできればと思います。
耳をすませばの原作が打ち切られた理由
耳をすませばは、柊あおいさんの漫画作品です。
『りぼん』の1989年8月号 – 11月号の4回連載されていたそうです。
「耳すま」との愛称で当時呼ばれていたそうです。
そんな耳をすませばが突如打ち切られた理由をまとめていきます。
耳をすませばの原作打ち切り理由はおもしろくない?
『耳をすませば』は絶対、原作の漫画の方が面白いと思うのだが…姉妹の仲も良くて、またこのお姉さんが、いい人だったりする#耳をすませば pic.twitter.com/cHrgp91xaL
— General HAHEN (@GenHahen) August 26, 2022
まず原作が打ち切られた理由とされているのが、「期待していたよりも面白くなかった」という読者の声が一つ理由であったそうです。
当時人気絶世で200万部の売り上げを誇る「りぼん」雑誌だったこともあり、連載されている漫画にはかなり期待値が高かったそうです。
当時の著者、柊あおいさんは別漫画「星の瞳のシルエット」も描かれており、そちらも大変人気を博していました。
誰もが柊あおいさんが描くものなら絶対に面白い!期待できる!と思われていましたが、1話を掲載した所、思ったほどいい評判は付かなかったそうです(むしろ期待外れ?)
耳をすませばの原作を打ち切り理由は路線変更失敗?
僕にとって柊あおいは『耳をすませば』よりも『星の瞳のシルエット』なんだよね。 pic.twitter.com/d8o5j0OJPl
— 青田努 (@AotaTsutomu) August 26, 2022
連載当時、柊あおいさんは同時に掲載していた星の瞳のシルエットを書くことに実は疲れていたらしいです。
連載を続けるか悩んでいた時に、新たな可能性に挑戦してみよう!ということで、「耳をすませば」が誕生した経緯だそうです。
主人公の人間性や、絵のタッチを変えてみたりと試みたのがまさにこの作品だったのです。
ですが読者の反応は厳しく、編集社からも連載の継続は難しい判断が成され、短編漫画として完結させなければいけなくなりました。またそれが柊さんを大変苦しめました。
結局、長編漫画として確立できずほんのわずかな間の掲載だったのですが、まさかそれがジブリの宮崎駿さんの目に留まるとはほんと凄いですよね!
それがいまはジブリ映画の礎を築く一作品になるとは当時の誰も予想できなかったと思います!
ジプリ映画と原作漫画の違いは?
世間では…これが原作ってこと知らない人がほとんどなんだろうね。#耳をすませば #柊あおい pic.twitter.com/UaLwlSHB3K
— 私市🐈よしみ🐈@なろう@pixiv (@kisaichi7) August 26, 2022
ここからは原作漫画とジプリ映画で違う点をまとめていきたいと思います。
雫と聖司の年齢が違う
原作漫画では月島雫と天沢聖司の年齢は中学1年生となっています。
しかし、ジプリ映画では恋愛要素に”進路に悩む受験生”という設定を付け加えるため、中学3年生に変更になっています。
ジプリ映画では中学3年生に変更されたことで、将来の進路に悩む雫の姿がより鮮明に表現されていると思います。
雫の姉の年齢や性格が違う
月島雫の姉は月島汐です。
原作漫画の月島汐は高校1年生ですが、ジプリ映画では大学1年生に変更になっています。
また、ジプリ映画の月島汐はしっかり者で雫の将来を心配して怒ったりしていましたが、原作漫画の月島汐はおっとりとした性格で優しいお姉さんという印象です。
聖司の兄弟設定が違う
ジプリ映画では聖司の兄弟は登場しませんが、原作漫画では天沢航司という兄が登場します。
天沢航司は高校1年生で、月島雫の姉の汐と付き合っています。
少し変人なお兄さんで、原作漫画ではかなり重要なポジションで登場しています。
ムーンの色や体型が違う
原作漫画のムーンは黒猫で、かなりスマートな体型をしています。
一方、ジプリ映画のムーンは太っちょです。
さらに原作漫画ではムーンの他にルナという黒猫の女の子も登場していて、雫を地球屋に連れてきたのはルナの方です。
聖司の将来の夢が違う
原作漫画では聖司は画家を目指しています。
しかし、ジプリ映画では聖司の夢はバイオリン職人に変更されています。
ジプリ映画では「カントリーロード」の主題歌も有名ですよね!
聖司の夢がバイオリン職人に変更されたことで、雫が歌う「カントリーロード」にあわせて、聖司やおじいさん達が演奏するシーンも描かれています。
原作漫画の「耳をすませば」では聖司がもっと嫌なやつとして描かれていたり、黒猫のルナが出てきたり、変人のお兄さんが出てきたりして、ジプリ映画とは違う面白さがあります。
耳をすませば結末はハッピーエンド?
ジプリ映画「耳をすませば」では、天沢聖司が月島雫にプロポーズして物語は終わります。
聖司「今すぐって訳にはいかないけど。俺と結婚してくれないか!」
雫「嬉しい、そうなればいいなって思ってた。」
聖司「雫!……大好きだ!!」
中学生3年生の聖司がまさかのプロポーズをして抱き合って終わるシーンにびっくりした方も多いのではないでしょうか?
実際、雫と聖司が結婚したのか気になりますよね!
結論として、雫と聖司が結婚してハッピーエンドになったのかは分かりません。
原作漫画「耳をすませば」のラストは”君が好き””わたしもあなたが好き”で終わっていて、プロポーズシーン自体がありません。
ジプリ映画で聖司が雫にプロポーズをするシーンを加えたのは、ただ”好きだ”というだけでは弱いと宮崎駿さんが思ったからなのではないかと思います。
原作漫画「耳をすませば」には続編の「耳をすませば〜幸せな時間〜」もあるのですが、こちらの作品では月島雫が中学3年の夏休みに体験した不思議な出来事が描かれていて、2人が結婚したかどうかは描かれていません。
なので、ジプリ映画ではもちろん原作漫画でも雫と聖司が結婚したかどうかの結末は描かれていないんです。
観客に結末を想像させるという”余韻残し”をすることで、より観客を作品に惹き込むことに成功していますよね!
聖司がイタリアに留学することから”お互い別れてしまっている”という意見や逆に聖司がイタリアで修行してバイオリン職人となり、雫をイタリアに呼んで”結婚する”という意見などなど。
いろいろな意見や予想がありました。
少なくとも月島雫は、小説「猫の恩返し」を書き上げ自分の夢の1つを叶えています。
個人的には雫と聖司はまだ結婚はしていないかもしれませんが、お互いの夢を応援しながらいい関係を続けていると嬉しいなぁと思います!
2022年10月14日に公開される実写映画「耳をすませば」では、月島雫(清野菜名)と天沢聖司(松坂桃李)の10年後の姿も描かれるということで、25歳になった2人がどうなっているのか気になるところではありますよね。
ジプリ映画「耳をすませば」を見てきた方は、きっと雫と聖司の将来を自分なりに想像してこられた方も多いと思います。
実写映画の制作にはジプリは関わっていないとのことですが、2人の将来がどうなっているのか知りたいような知りたくないような・・・
そんな不思議な気持ちになりますね。>>今すぐebookでイッキ読み<<
耳をすませばの原作が打ち切りは本当?漫画との違いや結末 まとめ
今回は「耳をすませばの原作が打ち切りは本当?漫画との違いや結末はどうなる?」と題して、
- 「耳をすませば」の原作が打ち切られたとされる理由
- 「耳をすませば」の原作の漫画と映画の違い
- 「耳をすませば」の結末は結局どうなるのか?
をおつたえしていきました!
名作「耳をすませば」が誕生する裏にはこんな事情があったとは驚きですよね。
実写版が制作されてこちらも、色々物議をかましていますが、それほど注目を浴び今でも人気が衰えていないと言えますよね。
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